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★太陽王を目指して★ フェデラーの芸術的テニスを求めて!

ロジャレンコ
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祝!全英4連覇!!

ウィンブルドン優勝

今さらですが、フェデラーが宿敵ナダルを破ってウィンブルドン4連覇達成です。
21世紀なのに、4日も前の話題で恐縮ですが、おめでとうロジャーです!!!!




接戦

スコアでは3-1ですが、試合内容は接戦でしたね。
客観的には、非常に面白い試合だったと思いますが、ロジャー応援者としては、ハラハラドキドキの展開でした。と言うのも、第1セットを完璧な形で奪ってから、第2セットに入っていきなりナダルにブレイクされる展開は、全仏と全く同じだったからです。

この試合のポイントは、第2セットのタイブレークでしたね。ここをナダルが取っていたら、ナダルがかなり有利になっていたように思いますし、ここをフェデラーが取れたから、最終的には「勝利」という結果を手に入れられたのだと思います。


懺悔

なぁ~んて、ちゃんと試合を見ていたかのようなコメントを書いてしまいましたが、実は、わたくしロジャレンコ、ロジャー・ファンでありながら、負けるのが怖くて、ちゃんと最初から最後まで試合を観ていられなかったのでした。(ごめんなさぁーい!!)
だから、皆さんから4日も遅れてこんな記事書いてます。
許してくださぁーい!!!!

この日は、18時頃からテニススクールの飲み会があったのでした。22時くらいには帰ろうと思えば帰れましたが、楽しく飲んでいたので「ちょっとウィンブルドン録画ボタン押してきまぁ~す!」って感じで、一旦家に戻り録画ボタンを押してから、また店に舞い戻ったのでした。

内心、試合が気になって気になって「やっぱり帰ってリアルタイムで見ようかな?」なんて思いましたけど、「いや、でも、全仏も上海もリアルタイムで全部見てる時に限っていつも負けちゃうからなぁ…」「ちょうど気持ちよく飲んでいるのもあるし、まあいいや…」って感じで深夜の1時近くになったと思います。そして、飲み会が終わり、解散した後に、家路につきながら電話で試合の結果を尋ねると…。

「ロジャレンコ、早く帰った方がいいよ。師匠(勝手にこう呼んでたりします)、勝ちそうだよ!!」
という言葉を聞いて、はじめて「うわぁー、俺は何をやっとるんじゃぁー!!待っててくれー!!いますぐ帰るぞー!!」ってことで、普段なら徒歩10分かかる道を、猛ダッシュで45秒くらいで帰ってきてテレビのスイッチを入れました。



セットカウント2-1。第4セット5-1でロジャー勝ってました。
第7ゲーム。フェデラーのServing For the Championshipです。
「おおぉー、こんなところから見れるなんて…。ラッキーだ!!!!」

水戸黄門であれば助さんと角さんが悪者と戦っていてそろそろ御老公の「もういいでしょう」の声がかかる頃でしょうか…?
ウルトラマンであれば、そろそろ敵も弱ってきていて、スペシウム光線を浴びせる寸前みたいなところだと思いました。(決して、ナダルが悪者というわけではありませんよ。念のため…)

くだらない例え話は置いといて、先に進みましょう。

「ここをキープしたら、ついにナダルに勝って優勝だぁー!!!!」

しかし…。そうは問屋が卸しません。
苦手なナダル相手に、さすがのロジャーも硬くなったのでしょうか??
なんとブレイクバックを許してしまいます。
「えぇぇぇぇぇー、どうしよう…。やっぱり…(Liveで見るとダメなのかな…??そんなわけない)」なんて思いながら不安が過ぎります。

ただ、ここは芝のコート。
ロジャー・フェデラー、芝の王者です。
5-3で迎えた第9ゲーム、ラブゲームでキープ。
最後は、ナダルのバックハンドスライスが(ナダル側から)右側にそれてアウトぉー!!!!

その瞬間…。
ロジャー・フェデラー、ウィンブルドン4連覇を達成いたしました!!!! (^ Q ^)/゛

大方の予想通り、男泣きするかと思っていましたが、そこに泣き崩れる姿はありませんでした。



両手を挙げたときは、ちょっとウルッときているような表情が読み取れましたが、すぐに我に返って、嬉しいというよりも、むしろ「やっと勝った……勝てて良かった……」みたいな安堵の表情だったように思います。

6-0/7-6 (7-5)/6-7 (2-7)/6-3ですから、2つがタイブレイクであり、競った試合だったと思います。
それでも勝たなければならなかった試合ですから、プレッシャーも相当なモノだったでしょう。
しかし、ロジャーは、今回そのプレッシャーにも打ち勝ちました。
全仏と同じような展開になりそうな流れはありましたが、冷静にチャンスを待ち続ける姿がそこにはありました。
決して、攻撃する気持ちも途切れませんでした。
本当に素晴らしい勝利だったと思います。

ちなみに、NHK放送終了直後から、徹夜で最初からハラハラドキドキ試合をすべて観戦しました。(結果知ってるのにハラハラドキドキ…)



そして、勝利を手にした瞬間も泣き崩れなかったということは、今回は、優勝という結果だけを手放しで喜ぼうとは思ってはいないということではないでしょうか。(勝手な推測)
おそらく、全仏を獲った上でウィンブルドンが獲れていたら、泣きに泣いたような気がします。
(まあ、当然と言えば当然ですね!)
しかし、クレーでの挑戦をことごとく撥ね返されてしまった現実の上では、「まだ泣けないな…」という感情があったのではないでしょうか?
「まだ終わっていない!」「自分にはやらなければならないことがある!」と…。
そんな気持ちの方が、喜びよりも占めていたのではないでしょうか?
とすれば、ロジャーは精神的にかなりスケールアップしたと言えると思います。




何を学ぶか?

圧倒的に何かを成し遂げてしまった人間は、モチベーションが問題になることが多くあります。
しかし、ロジャーは、まだまだ進化し続けなければならないモチベーションが明らかに存在しています。
我々ファンとしては、まだ、当分の間、それを見守ることができるわけですから、そのことが一番喜ばしいことなのかも知れません。
そういった意味では、“宿敵”ナダル!!
実は、ロジャーを最も進化に駆り立てる男だったりします。



「ナダルがいなかったら全仏も獲れて、生涯グランドスラムを達成しているだろう」という言い方をしてしまうことがありますが、非常に後ろ向きな意見ですよね。
実際、「ナダル」は居るし、全仏も今年は獲れませんでした。生涯グランドスラムもまだ達成していません。
だから、未来があるんですよね。
だから、さらに進化していくわけですよね。



フェデラーとナダル。
観ている人間にも体力を要求するような試合をする2人。
進化し続ける2人…。
こんなニュータイプのクレー王者が居るからこそ、それを越えて優勝しなければ意味がありません。
そして、ロジャーは、近いうちにそれを成し遂げてくれると信じています。

「人間には、その人が乗り越えられないような困難は降りかからない。」
「自分の前に壁が立ちはだかっているということは、その壁は、その人が乗り越えるべき(乗り越えられる)壁である。その壁が、その人を成長させる」

これらの言葉を信じて、自分もいろいろと頑張っていきたいと思いました。

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たかがテニスの試合で大袈裟かも知れませんが、こんなことを学べたウィンブルドンでありました。
やっぱりテニスって、自分と向き合わなければならない面が多くあるので、人生でのいろいろなことが学べる素敵なスポーツだと思いました。

ナダルもさらに進化してくるでしょう。
ロジャー包囲網も、どんどん厳しくなることは必至です。
でも、ここまで、それ以上に進化し続けてこれたロジャーです。

モントリオール、シンシナティ、USオープン、上海と、2006年後半戦、まだまだいろいろなドラマが待ち構えていると思います。
前半戦は、クレーで泣いたけど、芝がすべての悲しみを拭ってくれました。



後半戦も、自分も「太陽王を目指して…」、皆さんとロジャーを応援していきたいと思います。
2006 全英オープン | 投稿者 ロジャレンコ 23:11 | コメント(8) | トラックバック(1)