2007年01月26日
フェデラー★神になる!!!
素人の僕が何かを語るより、TVをご覧になった方ならお分かりであろう実況陣の数分間の会話の中に、いろいろな思いが詰まっていたので、ディクテーションしてみよう!!(敬称略しまくり)

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
ダ:あの、私はお二人の隣でこの試合を見て、涙が出たり、笑いが出たり、あの、ひょっとすれば、これがロジャーフェデラーの、今までの彼のキャリアの中でのベストマッチかなと…。それほど、それほどに思いました。彼はね、テニスの選手以上に、アーティストだと思ったんですね。本当に、作品…、毎試合が作品であって、それを描いてくれて。今回ひょっとすれば、一番の傑作だったのかなって…。それくらい、あの、まだまだ身体が震えているくらい感動しました。

島:よく柳さんと放送の中で、フェデラーのテニスって芸術品だなぁ~っていう話をすることがありますよね。
柳:私も最初に彼を見た時から、これほど自然体で打つ人はいないって言ったんだけど、ただね、自然体の中で彼は常にその状況に合わせて、過去のことを踏まえながら常に新しいものを創っていくんですよ。その凄さに僕はいつも感心しててね。今までの選手たちとはちょっと違う、いわゆる大選手が生まれてきたなという…。他の人たちは何かがいい、どれかのショットがいいということが前提になっているんですよ。そうじゃないのね。何がいいって言うよりも全体がまとまってる。自然体である。そこが一番ですね。だから、気負いも何もないから疲れもないだろうし、一番楽に動けているだろうし、もう何と綺麗なテニス…。ね。

ダ:あの、島村さん。あの、スポーツファン、あるいは、スポーツの解説者、実況者として、僕は、あの~、たとえばマイケルジョーダンがいたり、タイガーウッズがいたり、本当に1つのスポーツを変える存在以上に、こう、ずっと伝説に残る人たちって、いくつかいますよね…。で、その人たちを生で見る、そういう幸せって言うか、特別な気持ち?僕は子供のころに初めてサッカーのマラドーナを見た時とか、今の日本の方々がジダンを見るとか、それこそ、我々もタイガーウッズもまだまだ見れるけど、このフェデラー。柳さんもロッドレイバーが神のような存在とおっしゃってますけれども、このフェデラーを今、生で見られる幸せって言うか、それが多分意識、我々でこそ十分意識してないのかもしれないですね。

島:新しい神様と言ってもね、たとえば、マイケルジョーダンは神様と言われたんですよね。ですから、フェデラー、本当にこの凄さだったら「神」と言ってもいいんじゃないかっていう程…。
柳:うん。私はロッドレイバーっていうのが神様的で、でも彼は、僕らよりも年代が上でしたから、それでもね、サンプラスとかいっぱい強い選手が後から出ましたけど、やっぱりね、ロッドレイバーの上にいってるとは僕はどうしても思えないんですよ。ところがフェデラーはそうじゃないんですよ。もうそのレベルに来ているかなという…。そんな感じがしますけどね。

島:だって、ロッドレイバーさん今日お見えになってたでしょう。そのロッドレイバーさんの目の前で…。
柳:ロッドレイバーアリーナですからねぇ。(笑)
島:で、レイバーさんは、本当にグランドスラム、年間を2回取ったただ一人の人ですから…。
柳:いくらコートサーフェスが同じだったとはいえ、それは凄いことですよ。
島:それと、ダバディさんね。私は、あの、フェデラーの側から見ると今日は凄いなって、だから、涙が出そうになったと思うんですが、逆にロディックの側から、こう、比較的今日は、そちら側から追ってたのもあるんですよね。そうすると、この、ある種の、言葉はどうか分かりませんが、まあ「惨敗」と言いましょうか、何にも出来なかったロディック。

ダ:あの、まさに私、途中で、その、ロディックの顔、その表情とか表現を注目したところでですね、あの、「あっ、もういいや」っていうような、あの本当に今日は止めたいくらい、スポーツ選手としては、あの失礼ですが、この場で…私は、ストップを。ボクシングでしたら「タオルを投げて下さい」っていう、自分のコーチに、コナーズに。で、コナーズさんも、本当にボクシングでしたら投げたいんですけれども、「ごめんね。続けないといけない…」っていう。あの、何でしょう、これは私もテニスで初めて見ました。あの、世界No. 3の選手がそれくらいの差を感じて、それくらい諦めたい気持ちの方が勝るっていうのは、あの、本当に…、言葉が出ませんね…。

柳:まさに諦めの状況だったですよね。だけど、ボクシングはノックアウトで終わるでしょう。ところが、テニスはそうはいかないんです。負ける時は一番「残酷」な負け方なんですよ。ですから、勝者と敗者っていうのは、どんなにいい試合をしても、どんなに負けた試合をしても、勝った方が勝者なんですよ。負けた方は敗者なんですよ。だけど、今日の彼の場合は、敗者がね、敗者より以上に、深刻な問題…。深い傷を負うような出来事だったと思いますよ…今日は…。
ダ:あの、島村さんも指摘したように、あの、試合が終わって握手しましたよね、2人は。で、本当はロディックは、このATPツアーで一番紳士で、いつも、あの、いい言葉をかけるんですよね。でも、今日は、言葉でさえ…出ませんでしたよね。こう、握手をしてて、目線も下げて、で、で、本当に彼の方が涙が出そう…。本当に、子供のような顔に…なってましたよね。だから、これから、立ち直るのは、あえて言えば、可能ですかね?それくらい、私は疑ったんですが…。

柳:あの、僕から言わせてもらうと、コナーズっていうコーチが付いてるわけでしょう。今のままでは絶対にダメだっていうことが今日分かったと思うんですよ。そういった意味では、新しいモノをね。コナーズと共に模索していくように私には思える。これだけのパワーを持った人ですよ。これ何とかしていかないと…。アメリカの人だって、世界の人が応援しているわけでしょ。絶対にやってくれると、私は信じています。ええ。いい機会になったと、いい方に解釈すればいいんじゃないかと思いますね。
島:まあ、柳さんが先ほどいみじくも言われた「残酷」という言葉。スポーツって、その、素晴らしいですし、凄いですし、美しいものもあるんですが、実は、残酷なこともあるんですよね。ですから、ロディックにとっては、今日は残酷な日になってしまったと…、いうところなんでしょうかね。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
この後、「ゴンゴンゴンザレス…」なんて柳さんもご機嫌な話題に変わりましたが、この数分間の短い会話の中に、今日の試合のいろいろなことが凝縮されていて、いやぁー、なんとも言えない感覚です。
僕も正直、今回はフェデラー危ないかな??
ラケットも変わって、しかも、ここまでがあまりにも順調過ぎたし、何と言っても、ここ最近のロディックは明らかに進化しているように思えたので、結構ころっと足元すくわれかねないかも…なんて思って、ドキドキしながら仕事してましたが、携帯サイトの速報を聞いて、「あれ、こんなに早く終っちゃったんだ」って思いました。そんでもって、家に帰ってから録画を見てびっくりです。
去年、AIGで、初めて生ロジャーを見ることが出来て、4試合見れましたけど、その中でも準決勝のベッカー戦のスライスの弾道に、身体が震えたのを思い出しました。
今回の全豪でも、ユーズニーとのスライス合戦も興奮モノでした。
それにしても、今日の試合の完璧さ、凄さ、美しさ、強さ…。もうありきたりの言葉では表現しきれないほどのフェデラーのテニスとは…、そして、見るものに与えるこの感覚は一体何なんでしょうか??
今日の第2セットの第3ゲームなんかは、本当に神の領域に達していたと言いたくなる位の素晴らしさ…。

僕の中では、ロジャー・フェデラーが「太陽王」から「太陽神」になった日となりました。
もうトーナメントの勝敗レベルじゃなくて、まさに、ダバディ氏の言葉を借りると、芸術作品を見ているような錯覚を覚えました。
たかがテニスの一試合でしたが、テニス観、もっと大袈裟に言うと「人生観」そのものに衝撃を与えてくれた試合だったです。
ほったらかしの停止中のブログですが、自分の記録として今日のことは残しておきたかったので書きました。<完>

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
ダ:あの、私はお二人の隣でこの試合を見て、涙が出たり、笑いが出たり、あの、ひょっとすれば、これがロジャーフェデラーの、今までの彼のキャリアの中でのベストマッチかなと…。それほど、それほどに思いました。彼はね、テニスの選手以上に、アーティストだと思ったんですね。本当に、作品…、毎試合が作品であって、それを描いてくれて。今回ひょっとすれば、一番の傑作だったのかなって…。それくらい、あの、まだまだ身体が震えているくらい感動しました。

島:よく柳さんと放送の中で、フェデラーのテニスって芸術品だなぁ~っていう話をすることがありますよね。
柳:私も最初に彼を見た時から、これほど自然体で打つ人はいないって言ったんだけど、ただね、自然体の中で彼は常にその状況に合わせて、過去のことを踏まえながら常に新しいものを創っていくんですよ。その凄さに僕はいつも感心しててね。今までの選手たちとはちょっと違う、いわゆる大選手が生まれてきたなという…。他の人たちは何かがいい、どれかのショットがいいということが前提になっているんですよ。そうじゃないのね。何がいいって言うよりも全体がまとまってる。自然体である。そこが一番ですね。だから、気負いも何もないから疲れもないだろうし、一番楽に動けているだろうし、もう何と綺麗なテニス…。ね。

ダ:あの、島村さん。あの、スポーツファン、あるいは、スポーツの解説者、実況者として、僕は、あの~、たとえばマイケルジョーダンがいたり、タイガーウッズがいたり、本当に1つのスポーツを変える存在以上に、こう、ずっと伝説に残る人たちって、いくつかいますよね…。で、その人たちを生で見る、そういう幸せって言うか、特別な気持ち?僕は子供のころに初めてサッカーのマラドーナを見た時とか、今の日本の方々がジダンを見るとか、それこそ、我々もタイガーウッズもまだまだ見れるけど、このフェデラー。柳さんもロッドレイバーが神のような存在とおっしゃってますけれども、このフェデラーを今、生で見られる幸せって言うか、それが多分意識、我々でこそ十分意識してないのかもしれないですね。

島:新しい神様と言ってもね、たとえば、マイケルジョーダンは神様と言われたんですよね。ですから、フェデラー、本当にこの凄さだったら「神」と言ってもいいんじゃないかっていう程…。
柳:うん。私はロッドレイバーっていうのが神様的で、でも彼は、僕らよりも年代が上でしたから、それでもね、サンプラスとかいっぱい強い選手が後から出ましたけど、やっぱりね、ロッドレイバーの上にいってるとは僕はどうしても思えないんですよ。ところがフェデラーはそうじゃないんですよ。もうそのレベルに来ているかなという…。そんな感じがしますけどね。

島:だって、ロッドレイバーさん今日お見えになってたでしょう。そのロッドレイバーさんの目の前で…。
柳:ロッドレイバーアリーナですからねぇ。(笑)
島:で、レイバーさんは、本当にグランドスラム、年間を2回取ったただ一人の人ですから…。
柳:いくらコートサーフェスが同じだったとはいえ、それは凄いことですよ。
島:それと、ダバディさんね。私は、あの、フェデラーの側から見ると今日は凄いなって、だから、涙が出そうになったと思うんですが、逆にロディックの側から、こう、比較的今日は、そちら側から追ってたのもあるんですよね。そうすると、この、ある種の、言葉はどうか分かりませんが、まあ「惨敗」と言いましょうか、何にも出来なかったロディック。

ダ:あの、まさに私、途中で、その、ロディックの顔、その表情とか表現を注目したところでですね、あの、「あっ、もういいや」っていうような、あの本当に今日は止めたいくらい、スポーツ選手としては、あの失礼ですが、この場で…私は、ストップを。ボクシングでしたら「タオルを投げて下さい」っていう、自分のコーチに、コナーズに。で、コナーズさんも、本当にボクシングでしたら投げたいんですけれども、「ごめんね。続けないといけない…」っていう。あの、何でしょう、これは私もテニスで初めて見ました。あの、世界No. 3の選手がそれくらいの差を感じて、それくらい諦めたい気持ちの方が勝るっていうのは、あの、本当に…、言葉が出ませんね…。

柳:まさに諦めの状況だったですよね。だけど、ボクシングはノックアウトで終わるでしょう。ところが、テニスはそうはいかないんです。負ける時は一番「残酷」な負け方なんですよ。ですから、勝者と敗者っていうのは、どんなにいい試合をしても、どんなに負けた試合をしても、勝った方が勝者なんですよ。負けた方は敗者なんですよ。だけど、今日の彼の場合は、敗者がね、敗者より以上に、深刻な問題…。深い傷を負うような出来事だったと思いますよ…今日は…。
ダ:あの、島村さんも指摘したように、あの、試合が終わって握手しましたよね、2人は。で、本当はロディックは、このATPツアーで一番紳士で、いつも、あの、いい言葉をかけるんですよね。でも、今日は、言葉でさえ…出ませんでしたよね。こう、握手をしてて、目線も下げて、で、で、本当に彼の方が涙が出そう…。本当に、子供のような顔に…なってましたよね。だから、これから、立ち直るのは、あえて言えば、可能ですかね?それくらい、私は疑ったんですが…。

柳:あの、僕から言わせてもらうと、コナーズっていうコーチが付いてるわけでしょう。今のままでは絶対にダメだっていうことが今日分かったと思うんですよ。そういった意味では、新しいモノをね。コナーズと共に模索していくように私には思える。これだけのパワーを持った人ですよ。これ何とかしていかないと…。アメリカの人だって、世界の人が応援しているわけでしょ。絶対にやってくれると、私は信じています。ええ。いい機会になったと、いい方に解釈すればいいんじゃないかと思いますね。
島:まあ、柳さんが先ほどいみじくも言われた「残酷」という言葉。スポーツって、その、素晴らしいですし、凄いですし、美しいものもあるんですが、実は、残酷なこともあるんですよね。ですから、ロディックにとっては、今日は残酷な日になってしまったと…、いうところなんでしょうかね。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
この後、「ゴンゴンゴンザレス…」なんて柳さんもご機嫌な話題に変わりましたが、この数分間の短い会話の中に、今日の試合のいろいろなことが凝縮されていて、いやぁー、なんとも言えない感覚です。
僕も正直、今回はフェデラー危ないかな??
ラケットも変わって、しかも、ここまでがあまりにも順調過ぎたし、何と言っても、ここ最近のロディックは明らかに進化しているように思えたので、結構ころっと足元すくわれかねないかも…なんて思って、ドキドキしながら仕事してましたが、携帯サイトの速報を聞いて、「あれ、こんなに早く終っちゃったんだ」って思いました。そんでもって、家に帰ってから録画を見てびっくりです。
去年、AIGで、初めて生ロジャーを見ることが出来て、4試合見れましたけど、その中でも準決勝のベッカー戦のスライスの弾道に、身体が震えたのを思い出しました。
今回の全豪でも、ユーズニーとのスライス合戦も興奮モノでした。
それにしても、今日の試合の完璧さ、凄さ、美しさ、強さ…。もうありきたりの言葉では表現しきれないほどのフェデラーのテニスとは…、そして、見るものに与えるこの感覚は一体何なんでしょうか??
今日の第2セットの第3ゲームなんかは、本当に神の領域に達していたと言いたくなる位の素晴らしさ…。

僕の中では、ロジャー・フェデラーが「太陽王」から「太陽神」になった日となりました。
もうトーナメントの勝敗レベルじゃなくて、まさに、ダバディ氏の言葉を借りると、芸術作品を見ているような錯覚を覚えました。
たかがテニスの一試合でしたが、テニス観、もっと大袈裟に言うと「人生観」そのものに衝撃を与えてくれた試合だったです。
ほったらかしの停止中のブログですが、自分の記録として今日のことは残しておきたかったので書きました。<完>
コメント
この記事へのコメントはありません。